こんにちは、はんぺんです。積立NISAの現時点の運用結果を報告します
積立NISAを始めて34ヶ月が経過しました。
2022年11月末時点の積立NISAの投資運用実績は、資産総額約145万円、評価益284,910円、+24.42%でした。
先月10月末時点の総額約143.5万円と比べると、追加積立33,333円を考慮すると総額は微減となってしまいました。
この記事では、積立NISAスタートから2年10ヶ月経過した現在の運用成績を紹介します。
これから積立MISAを始めたいという方や、3年近く積立を継続している場合の実際の運用成績に興味がある方は参考にしていただければと思います。また、11月のマーケット振り返りも簡単にまとめていますので是非ご覧ください。
積立NISA 3年目の運用実績
積立NISAは2020年2月に始めて、今年から3年目の運用に入りました。
積立額は毎月33,333円で年間限度額MAXの積立をしています。初年度は2月スタートでしたが1ヶ月分を追加積立てして年間限度額40万円を積立てました。
投資額は2年間で約80万円、そして3年目の今年も11ヶ月積み立てたので開始34ヶ月目で元本は約116.6万円です。
2022年11月末時点の積立NISA運用成績
2022年11月末日(12/1)時点の資産総額は145万円、評価益284,910円、+24.42%でした。
前月比では+16,145円で、追加積立分を考慮すると約17,188円マイナスということになります。
評価損益は先月+26.66%から+24.42%に減少しています。
取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | |
積立NISA | 1,166,652 | 284,910 | +24.42% | 1,451,562 | +16,145 |
月末に米国株は上昇しましたが為替の影響を大きくうけ利益が伸びませんでした
積立NISA 購入銘柄別運用成績
積立NISAをスタートした当初は、楽天証券で一番人気だった「楽天バンガード・ファンド」をメインに購入し、他に日本株のアクティブファンド(ひふみプラス)、日本を除く全世界株ファンド、先進国株ファンドを少額づつ購入していました。
その後、2021年初夏に積立NISA以外の投資もスタートしたタイミングで銘柄を見直し、現在、積立NISAで購入している投信は以下の2種類です。
・「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」
・「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
現在は、楽天全米株式を毎月10,000円分、オールカントリーを23,333円を積立購入しています
2種類のファンドを購入しているものの、全世界株ファンドも約6割が米国株で構成されているので、全体的に米国株に偏ったポートフォリオとなっています。
積立NISA | 取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 |
ひふみプラス | 138,000 | 5,719 | 4.14% | 143,719 | +1,189 |
楽天・バンガード・ファンド(全米株式) | 360,994 | 137,351 | 38.05% | 498,345 | -5,131 |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 64,330 | 33,864 | 52.64% | 98,194 | -1,246 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 180,000 | 81,618 | 45.34% | 261,618 | -1,172 |
eMAXIS Slim 全世界株式(All Country) | 423,328 | 26,358 | 6.23% | 449,686 | +22,505 |
合計 | 1,166,652 | 284,910 | 24.42% | 1,451,562 | +16,145 |
前月比マイナスが目立ちます
2022年11月末時点でひふみプラス以外は全て前月比マイナスになっています。
オールカントリーは前月比プラスですが23,333円追加積立しているので実質マイナスです。
積立NISA 資産推移
2020年2月積立開始以降の資産推移です。
積立を始めたのは、いわゆる「コロナショック」により株価が低迷していた時期。安価でファンド購入をスタートできたこともあり、積立開始当初は一時的にマイナスになることはあったものの、それ以降は運用総額では含み損をかかえたことはほぼありません。
順調に右肩上がりだった資産推移は2022年1月に大きく下げました。この時は銘柄別ではマイナスに転じたものもありましたが、積立NISA全体ではプラスを維持することができました。
その後は凸凹しながらもわずかに右上がりでしたが9月末に総額が大き減少、やや持ち直した10月から11月はほぼ横ばいの推移となっています。
ただ、3年近く積立を継続してきたおかげで資産総額は現時点でもプラスを維持しています。
2022年11月のマーケット振り返り
私が積立NISAで運用しているファンドに大きな影響を与える米国株を中心に、2022年11月のマーケットにからむ主なニュースを簡単に振り返ります。
月初、2022年11月2日にFOMC(米国連邦準備制度理事会)が開催され、4会合連続での0.75%の利上げ決定しました。
その後に開かれた米国の中央銀行にあたるFRBのパウエル議長の会見で「今後いずれかの時期に利上げの幅を縮小することが必要」であり「ターミナルレート(利上げの目標地点)は当初予定より高くなるだろう」と示唆されました。
この「いずれかの時期」というのが、年内には利上げのスピードがペースダウンするのでは?という市場の期待を裏切ることとなり、株価が大きく下落。数日間売られ続けた株式は、11月5日に発表された10月の雇用統計が予想以上に強い結果だったことなどから、株価はひとまず下げ止まり、その後上昇に転じました。
11月半ばは大手企業の大規模レイオフの話題やCPIやPPIなど重要な指標の発表、中間選挙などさまざまな大きなニュースがありましたが、株価は上がっては下がってを繰り返すヨコヨコの展開となっていました。
11月後半は米国感謝祭(祝日)などもあり市場は閑散期で目立った値動きはなかったのですが、11月30日にパウエル議長が会見を行い、12月のFOMCから利上げペースを鈍化させる可能性を示唆したことで一気に株価が上昇に転じました。
12月の利上げは0.5%になるだとうことが濃厚になり、米市場は株高、長期金利低下、ドル安の反応となっています。
ドル円は円高方向で、11/1は1ドル147.9円から11/30は137.4円となりました。
昨日12/2の米雇用統計が予想以上に強い結果でFRBの引き締めが加速するのではないかと一気にドル高に振れましたが、過剰反応を取り戻すように終値では雇用統計発表前の水準まで戻っています。
10/3時点でのドル円相場は、1ドル134.3円ほどとなっています
最後に
2022年11月末時点の積立NISA運用成績は、月末に株価が上昇したものの同時に円高が進んだこともあり前月比では含み益が減少する結果となりました。
パウエル議長の11月30日の会見では、早ければ12月の会合に利上げを減速する可能性を示唆した一方で、物価安定のためには政策金利をしばらく引き締め水準で維持する必要があるとし、市場の早期緩和期待を牽制しました。
パウエル議長の発言を受け米国市場では株高・長期金利低下・ドル安となりましたが、この流れが続くかどうかはまだ不透明です
FRBによる急速な利上げにも関わらず、12月2日に発表された11月雇用統計は市場の予想を上回り、失業率も低い水準で、依然として人手不足と賃金の上昇が続いていることが示されました。
人手不足が解消しなければ賃金上昇によるインフレ圧力が続くことになりますので、今回の雇用統計をうけてFRBが今後の金利水準の見通しをどのように示すかが注目されます。
いずれにせよ、長期・積立・分散を基本に淡々と投資を続けていくことが、将来に向けた資産形成の第一歩だと信じて継続するのみです。
資産形成の道は長く険しいですが、頑張っていきましょう♪
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