つみたてNISA 29ヶ月目の運用成績は?景気後退懸念が高まった2022年6月現在の資産運用結果公開

2022年6月積立NISA運用成績IC 投資・資産運用

こんにちは、はんぺんです

積立NISAを始めて29ヶ月が経過しました。
2022年6月末時点の積立NISAの投資運用実績は、資産総額約119.8万円、評価益198,286円、19.83%となりました。

6月の株式は国内外ともに不安定な状態で、6月中旬には米国株市場でS&P500が年初来高値から-21.8%安となり弱気相場入りするなど、米国金融引き締めへの警戒や地政学的リスクの先行き不透明感から変動の大きい展開となっています。
投資を始めた時期や投資商品によっては、この6月で資産がマイナスになってしまったという方や含み損が増えてしまったという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、積立NISAスタートから2年5ヶ月経過した現在の運用成績のまとめと、投資関連のちょっとしたトピックスを紹介しています
これから積立MISAを始めたいという方や、2年以上前に積立をスタートした実際の運用成績に興味がある方の参考になれば幸いです。

積立NISA 3年目の運用実績

積立NISA運用実績

積立NISAは2020年2月に始めて、今年から3年目の運用に入りました。

毎月33,333円を積み立てていて、初年度は2月スタートでしたが1ヶ月分を追加積立てして年間限度額40万円MAXを積立てました。
投資額は2年間で約80万円、そして3年目の今年も5ヶ月積み立てたので開始29ヶ月目で元本は約100万円評価額は約119.8万円、含み益は19.83%になっています。

取得金額(円)評価損益(円)評価損益(%)総額前月比
積立NISA999,987198,28619.83%1,198,2736,830

6月も33,333円追加積立しましたが、資産総額は前月比6,830円増に止まり、評価損益は+23.25%から+19.83%となりました。

含み益率は、じわじわと減ってきています。

積立NISA 資産推移

2020年2月積立開始以降の資産推移です。
積立を始めた頃は日本でもコロナが本格化し始めた時期で、いわゆる「コロナショック」で株価が低迷していた時期でした。
偶然ですがこの時期に積立開始=安価でファンド購入をスタートできたこともあり、積立開始当初は一時的にマイナスになることはあったものの、それ以降は運用総額では含み損をかかえたことはほぼありません

順調に右肩上がりだった推移は2022年1月にガクンと下がっており、この時は日本株ファンドなどの個別銘柄では一部マイナスに転じたものもありますが、積立NISA全体ではプラスを維持しています。

3月に資産総額の最高値に達して以降、直近の6月までの4ヶ月は資産総額がほとんど横ばい
積立を続けているのに資産が増えないという苦しい状況です。
昨年末までの右上がりのグラフとは様相が全く異なる推移となっています。

積立NISA 購入銘柄

ここからは個別の購入銘柄についてご紹介します。

私が積立NISAをスタートした2020年始めの時点も米国株が良いといわれていたので、当時楽天証券で一番人気だった「楽天バンガード・ファンド」をメインに購入していました。
ただ、なじみのある日本株にも投資したと思い「ひふみプラス」を数千円組み入れて、オールカントリーで日本を除くタイプの投信を買い、先進国にも期待して少額購入という感じで、4本のファンドを積み立てていました。

つまり「全米株ファンド」に加え、「日本株のアクティブファンド」「全世界株ファンド(日本除く)」「先進国株ファンド」を少額づつ購入していたことになります。

2022年6月末資産円グラフ
積立NISA 2022年6月時点のファンド割合

その後、2021年初夏に積立NISA以外の投資もスタートしたタイミングで銘柄を見直しし、現在、積立NISAで購入している投信は「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」の2種類です。
資産総額に占める割合もこの2つがそれぞれ約30%超と大きくなっています。

積立NISA取得金額(円)評価損益(円)評価損益(%)総額前月比
ひふみプラス138,000-965-0.70%137,035-4,278
楽天・バンガード・ファンド(全米株式)310,994103,03733.13%414,031563
eMAXIS Slim 先進国株式64,33027,14542.20%91,475-2,206
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)180,00066,43736.91%246,437-4,614
eMAXIS Slim 全世界株式(All Country)306,6632,6320.86%309,29517,365
合計999,987198,28619.83%1,198,2736,830

6月末日時点で「ひふみプラス」がマイナスに転じてしまいました。

先進国株式は、2ヶ月連続で先月比マイナスとなり、日本を除く全世界株式も先月比マイナスになってしまいました。
全世界株式(オルカン)が以外と頑張ってくれていますが、6月に33,333円積立てて前月比が+6,830円ということで月間では26,503円のマイナスですね。
とはいえ、長期運用が前提なので細かいことは気にせずに積立を続けていきます。

購入銘柄① 楽天・全米株式インデックス・ファンド

米国株式市場の投資可能な約4,000銘柄に広く分散投資ができるファンドです。
大企業だけでなく中小型株も網羅されています。

積立NISAスタート時から購入しているファンドで、保有している銘柄の中では評価額が大きいファンドになります。
現在は、毎月10,000円分を積立購入しています。

楽天VTIチャート

ここ1年のチャートを見ると特に2022年の年明け以降、価格変動が大きくなっています。
2020年初のコロナショック以降は右肩あがりで2021年は大きな含み益があったのですが、今年は苦しい状況が続いています。

購入銘柄② eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)

日本を含む先進国および新興国を株式等に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。

私は昨年の6月頃から購入し、その当時は月額33,333円全てをこのファンドにしていましたが、数ヶ月ごに再度見直しをして、現在は23,333円を積立しています。

オルカンチャート

こちらの1年間のチャートも楽天VTI同様、2022年に入ってからはボラティリティが大きくなっています。
購入を開始したのが2021年夏なので、あまり利益がでていません。
現在の評価益は0.86%と僅かですが、長期保有が前提の積立NISAなので全世界にリスク分散するファンドを選択しています。

2022年6月のTOPICS

2022年6月のマーケット 簡単に振り返り

株式市場は米国を中心に下落傾向が続いています。
米国消費者物価指数(CPI)は住宅価格上昇を受け8%超まで上昇し、6月FOMCでは1994年以来となる0.75%の利上げが決定されました。
来年末の米国政策金利が3%半ばまで上昇すると見られていること、また地政学的リスクの顕在化による国際商品価格の上昇が続いていることから、世界的な景気減速が警戒され株価の重石になっています。

一方、中国では段階的な都市封鎖の解除により足元の景状感に改善が見られ、消費が持ち直していますし、ユーロ圏の1-3月期実質GDP成長率は小幅のプラスを維持しています。
日本経済もコロナ感染の落ち着きによる経済活動の再開に伴い、今後は消費の回復が見込まれます。

株価はまだまだ下がると見る方もいれば、秋以降は上昇傾向に転じると見る方もいますね。

私には未来のことはわかりませんので、これまで通りの銘柄を淡々と購入していきます

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楽天証券の楽天キャッシュ決済始まる〜クレカと合わせて上限が10万円に!

最近は楽天証券やSBI証券などのネット証券を利用して投資信託を購入する人が圧倒的に多いと思いますが、私も積立NISAは楽天証券を利用しています。

何かと改悪の話題が多い楽天ポイントプログラム。
楽天証券で楽天カードを利用した投信積立でもらえた1%のポイントは2022年9月以降は0.2%に付与率が激減してしまいます。
楽天証券の代行手数料が0.4%以上の銘柄については従来通り1%付与となりますが、積立NISAで利用するような人気のファンドはほとんどが0.4%未満ですので、ポイント還元率が下がることになります。

そこで、代替候補となるのが2022年6月から始まった「楽天キャッシュ」による投信積立です。
「楽天キャッシュ」は楽天の電子マネーで、クレジットカードや銀行口座などからチャージすることができ、手数料も無料です。

この楽天キャッシュを使えば、当面は「1%ポイント還元」を受けることができます!

その内訳はこちら。
①楽天カードから楽天キャッシュにチャージ → 利用額の0.5%ポイント付与
②月5万円を限度として楽天キャッシュで投資信託を購入 → 利用額の0.5%ポイント付与

つまり、楽天カードでチャージした楽天キャッシュを利用して投資信託を購入すれば、合計1%のポイントが付与されます。(※②については2022年12月までのキャンペーン期間のみ)

もう一つ、毎月5万円以上楽天証券で投資信託を購入している場合は、楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、毎月最大10万円までキャッシュレスで積立をすることが可能になります。
5万円分は楽天キャッシュ利用で1%ポイント還元を維持し、さらに5万円を楽天カード決済すれば0.2%ポイントがもらえますので、10万円を積立できるという方はより多くのポイント還付を受けられるようになりました。

楽天カードから楽天キャッシュへは自動チャージ設定も簡単にできますので残高が足りずに決済ができないという心配もありません。
それぞれの設定はとても簡単!
数分で設定が完了しますので、まだカード決済のままという方は楽天証券にログインして設定変更してみてはいかがでしょうか。

詳しくは、楽天証券公式サイト でご確認ください。

最後に

2022年6月末時点の積立NISA運用成績は、含み益率がわずかに減少し、総資産額はほぼ横ばいという結果でした。
米国株の下落幅は大きいものの、現状は円安のおかげで資産の目減りがだいぶマイルドになっていますが、今後、円高に振れていくとさらに含み益が減ってしまいますね。

また、今月のtopicは変わり種(?)で楽天キャッシュ積立について取り上げましたが、ライバルのSBI証券が三井住友銀行と包括的資本業務提携を発表しました。
今後は、SBI証券のデジタル金融サービスが充実していったり色々メリットが出てくるのかなと想像しています。

なので、確定拠出年金法の改正を受けて秋からiDeCoを始めようと思っているのですが、iDeCo口座は楽天証券ではなくSBI証券にしようかなぁと思っています。
まだ悩み中ですけど・・・。
確定拠出年金の話はまた来月以降のTOPIXで取り上げたいと思います!

7月に入っても株式相場の先行きに心配な要素はまだまだありますが、長期・積立・分散を基本に淡々と投資を続けていくことが、将来に向けた資産形成の第一歩だと信じています。
資産形成の道は長く険しいですが、頑張っていきましょう♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

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