【資産運用の基礎知識】複利効果、72の法則

複利効果 投資・資産運用

こんにちは、サイドFIREを目指す会社員、はんぺんと申します。

今回はFIREを目指す上で必ず知っておくべき基礎知識「72の法則」と「複利効果」についてです。

はんぺん
はんぺん

72の法則を知っていると利息を含む資金計算が簡単にできるようになるよ。

72の法則とは

お金が2倍になる期間が簡単にわかる算式のことです。

72÷金利≒お金が2倍になる期間」です。

例えば「金利4%でお金を運用した場合、何年で2倍になるか」を算出する場合は「72÷4=18」なので約18年で2倍になることがわかります。

変形すれば、「お金を2倍にするためには、何%で運用する必要があるか」を算出することもできます。10年でお金を2倍にしたいと思った場合は、「72÷10=7.2」なので、金利7.2%で運用する必要があるということです。

借金を計算する場合にも使えます。

例えば金利12%でお金を借りた場合、「72÷12=6」となるので約6年で借金が2倍になることがわかります。金利12%というのはクレジットカードのリボ払いなどで普通に適用される金利です。知らずに利用していたら恐ろしいですね。。。

なお、この算式で使用する金利は複利です。

単利の場合は「100の法則」となり、上記同様「金利4%でお金を運用した場合、何年で2倍になるか」を計算すると「100÷4=25」なので2倍にするのに約25年かかり、複利より7年も長い期間が必要となることがわかります。複利効果の威力を実感する数字ですね。

複利効果とは

複利効果

資産運用をするうえで欠かせないのが「複利効果」。この「複利」の力をどう運用に活かすかで将来の資産額が大きく変わってきます

大きな差が出る複利運用

「複利」とは、元本とその元本につく利息の両方に新たな利息がつくことで、元本のみに利息がつくものを「単利」です。

100万円を年利10%で運用した場合は以下の通りです。

  • 単利:200万円
  • 複利:256万円

なんと、10年で56万円もの差が生まれます。もう少し具体的に見てみましょう。

単利と複利の計算式

単利の場合

元本がずっと同じなので、利息も毎年同額となります。

  • 計算式:n年後の合計金額=投資金額(元本)×(利回り×n+1)
  • 10年後:1,000,000×(0.1×10+1)=2,000,000
期間利息合計金額
1年後 10万円 110万円
2年後 10万円120万円
3年後10万円130万円
10年後 10万円200万円 
単利の表
複利の場合

利息を元本に組み入れるので、利息が段々増えていきます

  • 計算式:n年後の合計金額=投資金額(元本)×(利回り+1)^n
  • 10年後:1,000,000×(0.1+1)^10=2,560,000
期間利息合計金額
1年後10万円110万円
2年後11万円121万円
3年後約12万円約133万円 
10年後 約24万円 約259万円
複利の表

まとめ

20世紀最大の物理学者であるアルベルト・アインシュタインは、複利を「人類最大の発明」と評したといわれています。それほど複利はインパクトが大きいということでしょう。

複利の方が単利よりお金が増るというのは常識ではありますが、こうしてあらためて比べると本当に大きな差を生むことが実感できます。

元本が大きくなればなるほど、また利率が高くなるほど複利効果が大きく影響します。これからも暴落や誘惑に負けることなく、長期保有で運用を続けて地道に資産を増やしていきたいと思います。

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