こんにちは、はんぺんです。つみたてNISAの2023年4月末時点の運用結果を報告します
つみたてNISAを始めて39ヶ月が経過しました。
2023年4月末時点のつみたてNISAの評価益総額は298,186円、評価益率は+22.36%。先月3月末時点と比べ評価益が68,228円増額となりました。
この記事では、投資初心者がつみたてNISAで資産運用を始めてから4年3ヶ月経過した現在の運用成績を紹介します。
これからつみたてNISAを始めたいという方や、3年以上積立を継続している場合の実際の運用成績に興味がある方は参考にしていただければと思います。
つみたてNISA 4年目の運用実績
2020年2月に楽天証券でつみたてNISAを始めて、毎月33,333円づつ年間限度額MAXの積立を継続しています。初年度は2月スタートでしたが1ヶ月分を追加積立てして年間限度額40万円を積立てました。
現時点の投資額は年間限度額を丸3年分積立て、4年目も4ヶ月分を積み立てていますので、投資元本は約133.3万円です。
2023年4月末時点のつみたてNISA運用成績
2023年4月末日時点の資産総額約163万円、評価益298,186円、+22.36%でした。
日銀が、4月28日金曜日に、植田和男総裁が就任して初めての金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の維持を決定したことで、円はユーロやドルなどに対して大幅下落しました。その影響もあり投資しているファンドの日本円では価格上昇となり、評価益は先月比で+68,228円と追加積立額を上回る利益となりました。
取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | |
つみたてNISA | 1,333,317 | +298,186 | +22.36% | 1,631,503 | +68,228 |
少額ながら3年以上積立をつづけることで約30万円の含み益となっています
つみたてNISA 購入銘柄別運用成績
つみたてNISAをスタートした当初は、楽天証券で一番人気だった「楽天バンガード・ファンド(全米株式)」をメインに購入し、他に日本株のアクティブファンド(ひふみプラス)、日本を除く全世界株ファンド、先進国株ファンドを少額づつ購入していました。
その後、つみたてNISA以外の投資もスタートしたタイミングで銘柄を見直すなどしており、現在の保有銘柄と運用成績は以下の表の通りです。
積立NISA | 取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | 年初来 |
---|---|---|---|---|---|---|
ひふみプラス | 138,000 | 9,342 | +6.77% | 147,342 | 1,754 | 6.73% |
楽天・バンガード・ファンド(全米株式) | 370,994 | 131,531 | +35.45% | 502,525 | 10,626 | 28.32% |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 64,330 | 35,406 | +55.04% | 99,736 | 2,655 | 38.98% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 180,000 | 84,639 | +47.02% | 264,639 | 5,952 | 34.86% |
eMAXIS Slim 全世界株式(All Country) | 494,994 | 34,893 | +7.05% | 529,887 | 21,934 | 7.52% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 84,999 | 2,375 | +2.79% | 87,374 | 25,307 | 5.59% |
合計 | 1,333,317 | 298,186 | +22.36% | 1,631,503 | 68,228 | 20.66% |
2023年4月は全ての銘柄で前月比プラスとなりました
2023年度は、つみたてNISAでは以下の2銘柄を購入していきます。
不動の人気No.1、No.2のファンドで、初心者でも安心して積立購入できます。
・「eMAXIS Slim 全米株式(S&P500)」
・「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
2種類のファンドを購入しているものの、全世界株ファンドも約6割が米国株で構成されているので、全体的に米国株に偏ったポートフォリオとなっています。
購入銘柄①:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
「S&P500インデックスマザーファンド」への投資を通じて、米国の代表的な株価指数の1つであるS&P500種指数の変動率に一致する投資成果を目指すインデックス型投資信託です。
米国株式市場の投資可能な約4,000銘柄に広く分散投資をする全米株式ファンドとは異なり、S&P500は時価総額が82億ドル以上、浮動株時価総額が41億ドル以上の優良な大企業を中心にした約500銘柄で構成されています。
楽天証券やマネックス証券では、つみたてNISAの積立設定ランキング1位、SBI証券でも同2位となっている大人気のファンドです。
現在は毎月18,333円を積立購入しています
2023年4月末時点のファンド基準価格は19,670円。リターンは年率で+4.34%となっています。
一方、指標としている「S&P500」の2023年4月までの1年間のチャートは以下のとおりです。
1年間のリターンは+0.34%とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)よりリターンが悪いことがわかります。
ドル高円安による影響で、日本円のファンドではプラス幅が大きくなっています。
購入おすすめ銘柄② eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む先進国および新興国を株式等に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。
2021年6月から購入し、その時は月額33,333円全額をこのファンドで積み立てていましたが数ヶ月後に再度見直しをして、現在は15,000円を積立しています。
積立額が大きいので現時点での保有割合は約32.5%と最も高くなっています
2023年4月の基準価格は17,474円。直近1年間のトータルリターンは+5.51%です。
一方、指標としている「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動するETFのチャートは以下の通りです。
1年間のリターンは+0.61%と、こちらもeMAXIS Slim 全世界株式よりリターンが悪いことがわかります。
今後もしばらくは円安トレンドが続きそうですが、円高に振れた時には一気に資産額が目減りしますので心の準備はしておきたいですね。その時には安く買えるチャンスでもあるのでいづれにしても淡々と積立購入を続けるのみです。
積立NISA 資産推移
2020年4月積立開始以降の資産推移です。
積立を始めたのは、コロナショックにより株価が低迷していた時期だったので安値でファンド購入をスタートできたました。おかげで積立開始当初は一時的にマイナスになることはあったものの、それ以降は運用総額では含み損をかかえたことはほぼありません。
2020年夏以降は順調に右肩上がりの資産推移でしたが、2022年1月に大きく下げ、その後は凸凹しながらも追加投資額相当の資産増加にとどまるほぼ横ばいの推移。その後、2022年9月と12月には再びおおきく下落してしまいました。ただ、3年以上積立を継続してきたおかげで資産総額は現時点でもプラスを維持しています。
投資額 | 資産総額 | 評価損益額 | 評価損益率 | |
---|---|---|---|---|
2020年12月末時点 | 399,993 | 473,863 | +73,870 | +18.46% |
2021年12月末時点 | 799,989 | 1,072,496 | +272,507 | +34.06% |
2022年12月末時点 | 1,199,985 | 1,376,657 | +176,672 | +14.72% |
2023年4月末時点 | 1,333,317 | 1,631,503 | +298,186 | +22.36% |
つみたてNISA総額の評価益は、2021年12月末時点の+272,507円+34.06%が最高値でした。
2023年4月末時点の評価損益額が+298,186円ですから、この2年間で増えた利益は26,000円程度です。とはいえ長期保有するつもりなので、時点の評価損益に一喜一憂する必要はありません。
参考情報
楽天証券のポイントが大幅改良!NISAを始めるなら楽天証券がおすすめ
今からNISAを始めたいと思っているなら、まずは証券口座を作成する必要があります。
手数料の安さや使い勝手の良さから、ネット証券を使うのがもはや常識となっていますが、私がおすすめするのは 楽天証券 です。私自身、投資を始めるときに口座を開設し、今もメイン口座として利用しています。
取引画面などの操作性が高く、初心者でも使いやすいところが魅力です
このところ改悪続きだった楽天グループですが、4月13日に嬉しいニュースが発表されました。
楽天証券 の投資信託「楽天カード」クレジット決済において、2023年6月積立購入分よりポイント進呈率を0.20%から0.50%〜1.00%に引き上げるという内容です。
特に、普段から 楽天市場 を利用していたり、楽天カード を持っているという方は相乗効果でポイントが貯まりやすくなりますし、ポイント投資もできるのでお得度が高いですよ。
もし、楽天カードを持っていないという方は、今ならお得なキャンペーンを実施中ですので、この機会に申し込んでみてはいかがでしょうか。
投資初心者におすすめの本「ほったらかし投資術」
いまからNISAなどで投資を始めたいという方におすすめの本を1冊紹介します。
投資の世界では超有名な山崎元さん(現、楽天証券経済研究所客員研究員)が書かれた「ほったらかし投資術」です。
この本は、たった1本のファンドを買ってほったらかしておくだけ、という究極にシンプルな投資法を紹介しています。非常にわかりやすく解説も丁寧なので、まずはこれさえ読んでおいたら超初心者でも安心して投資をスタートできるというくらい説得力のある内容です。新書なのでお値段が手頃なのも嬉しいですね。
今後の投資方針〜新NISAでどの銘柄を購入する?
今年2023年は上述のとおり、S&P500に連動するファンドと全世界株式を網羅したファンドの2種類を積み立てていきます。
来年2024年からNISA制度は大幅に拡充されますが、つみたて枠の年間120万円はすべて全世界株ファンドを購入してくつもりです。先ほどご紹介した「ほったらかし投資術」に詳しい解説がありますが、全世界に分散投資ができる投資信託を購入していくのが結局のところ最強だと思うのでつみたて枠で細々とファンド分散する必要はないと考えています。
つみたて枠では全世界ファンドで堅実に資産を増やし、成長投資枠で米国高配当ETFと日本の高配当株を購入したいと思っています。やはり米国株には期待しているのでETFで恩恵が受けられればと考えています。
新しいNISA制度について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
▶︎2024年1月からNISA制度が大幅拡充!新NISAの重要ポイント5つをわかりやすく解説
最後に
つみたてNISAの運用状況について、現在は期待通りとまではいきませんが、少しづつ順調に成長してきていると感じています。
投資はリスクもありますが、信頼できるファンドを淡々と積み立て購入し長期保有することが、将来に向けた資産形成の第一歩だと信じて継続していきます。
資産形成の道は長く険しいですが、頑張っていきましょう♪
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