こんにちは。NISAを始めて5年目の40代会社員、はんぺんです
2024年1月、いよいよ新しいNISA制度がスタートしました。
新NISAは注目度も人気も高く、楽天証券などインターネット専業証券は年明けから顧客の口座数を増やしています。1月末の口座数は主要5社合計で12月末よりも約90万件(3.3%)増加し、2819万口座を超えたそうです。年明けからの株式相場の上昇も追い風になっていますね。
私は、新NISAのつみたて投資枠では、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を毎月10万円積立購入しています。今回はスタートから2か月経過した現時点での実際の運用成績を公開します。
また、旧来制度の「つみたてNISA」を2020年から満額積立しており、今後も売却せず運用していきます。今年5年目となるつみたてNISAの運用状況についても併せてご紹介します。長期保有した場合の資産がどうなるのか、参考にしていただけると幸いです。
新しいNISAを始めたい方、全世界株式の実際の運用成績が知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
NISAつみたて投資枠の運用実績(2ヶ月目)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を積立
先述のとおり、新しいNISAのつみたて投資枠年間120万円は、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のみを毎月10万円積立していきます。5年間継続し最短でつみたて投資枠は使い切る予定です。
積立開始から2か月が経過した2024年2月末日時点の運用成績は、評価益+13,191円、評価益6.6%でした。
取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | |
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 200,000 | +13,191 | 6.6% | 213,192 | +110,867 |
なお、どの証券会社もクレカ積立の場合は一括のみ、月初(1日)の購入になりますが、現金積立の場合は任意の日にちを選ぶことができます。
私は10万円のうち半分の5万円はクレカ積立で、残り5万円は現金なので買付日は月中を指定し少しでもリスク分散するようにしています。
同じように「毎月10万円積立」しても買付日が違えば運用成績も多少異なると思います
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の人気はダントツ1位
日本を含む先進国および新興国を株式等に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。
超低コストで全世界への分散投資ができる投資信託として、NISAでも圧倒的な人気を誇っています。楽天証券やSBI証券など主要なネット証券でも新NISAの買付金額No.1を維持し続けています。
新NISAで全世界株式を選択した理由〜おすすめポイント
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が人気の理由は大きく3つあります。
- 手軽に全世界に分散投資できる
- 長期的な資産形成に適している
- 信託報酬が安い
投資リスクは分散により低減されますが、世界中の株式を自分で個別に購入するのはとてつもなく大変です。全世界株式の投資信託であれば手間なく簡単に全世界の約3,000社へ分散投資することが可能になります。
投資信託なら上級者でも初心者でもリターンは同じ。難しいことはプロに任せて、実直にオルカンへの投資を継続するのが賢い選択ではないでしょうか。
また、投資は長く継続することが資産を大きく増やすことにつながりますが20年、30年先の未来を予想することは誰にもできません。今は米国株が絶好調で日本株も長い低迷時代を抜けて34年ぶりに日経平均の最高値を更新しました。でもこの先も米国が強いとは言い切れませんし、インド株をはじめとする新興国株への期待も高まっています。全世界へ投資していれば、世界のどの国が成長してもその恩恵を受けることができます。
さらに、全世界株式の投資信託の中でもeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は信託報酬が0.05775%以内と非常に安く、コストを抑えられることも大きな魅力です。
私は、現在40代後半なので若い方のように30年40年の長期投資は無理ですし、なるべくリスク分散をして手堅く投資をしたいと考えているので、つみたて投資枠はオルカン1本!と決めました。
なお、新NISAの成長投資枠では、日本と米国の高配当株を購入する予定です
つみたて投資枠は全世界にリスク分散しているので、成長投資枠では当面は世界一の成長大国であり続けるだろう米国に多めに投資しようと考えています。日本株は成長よりも配当が目的です。
年明けから相場が強すぎて全然購入できていませんが、焦らず買いどきを待ちたいと思っています。
つみたてNISA5年目の運用成績
2024年2月末時点のつみたてNISA運用成績
2020年に楽天証券でつみたてNISAを始め、毎年限度額の約40万円を積立てていたので、4年間の投資元本は約160万円です。
つみたて開始から5年目に入った2024年。2月末時点の運用成績は評価益+918,194円、評価益率57.39%と1.57倍に資産が増えています。年明けからの上げ相場の恩恵を受け、昨年度末と比べても+274,197円も評価益が増えています。
追加投資なしで寝かせているだけで資産が増えています
つみたてNISAの購入銘柄
つみたてNISAを始めた頃は、楽天証券で一番人気だった「楽天バンガード・ファンド(全米株式)」をメインに購入し、他に日本株のアクティブファンド(ひふみプラス)、日本を除く全世界株ファンド、先進国株ファンドを少額づつ購入していました。その後、2021年に銘柄を見直し、オルカンとS&P500を昨年末まで積み立てていました。
現在の保有銘柄と運用成績は以下の表の通りです。
積立NISA | 取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前年度末総額差 |
---|---|---|---|---|---|
ひふみプラス | 137,999 | +50,660 | 36.71% | 188,660 | +23,568 |
楽天・バンガード・ファンド(全米株式) | 370,992 | +329,013 | 88.68% | 700,007 | +77,815 |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 64,329 | +69,494 | 108.03% | 133,824 | +13,940 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 179,999 | +170,618 | 94.79% | 350,618 | +35,594 |
eMAXIS Slim 全世界株式(All Country) | 545,000 | +217,687 | 39.94% | 762,681 | +78,830 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 301,666 | +80,723 | 26.76% | 382,389 | +44,450 |
合計 | 1,599,985 | +918,194 | 57.39% | 2,518,179 | +274,197 |
2021年半ばから購入し始めたオルカンやS&P500に比べ、2020年に積み立てていたファンドの方が総じてリターンが高くなっています。先進国株は投資額の倍に増えていますし、やはり「長期投資」の力は偉大ですね。とはいえ、オルカンやS&P500も今のところ充分すぎるほどの好成績といえるのではないでしょうか。
つみたてNISAのポートフォリオは、オルカンが34.1%と最も高い保有率となっています。
つみたてNISAのオルカン評価益は+40%!
つみたてNISAで「オルカン」を購入し始めたのは、2021年8月です。
この時のオルカンの基準価格は15,408円でした。現在は23,162円なので、約1.5倍も成長していることになります。平均取得価格も16,551円と低く抑えられたおかげで、現時点での評価益は+217,687円、+39.94%と高いリターンになっています。
たった2年半の少額投資でもこれだけの評価益になっているのは素直に嬉しいです
最後に
NISAのつみたて投資枠およびつみたてNISAの現状の運用成績を紹介しました。
メインで投資している「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、人気・実力ともにNo.1であり安心して長期投資できる商品です。現在、2つのNISAであわせて745,000円を投資しており、評価額は975,873円と+30%のリターンとなりました。
投資はリスクもありますが、信頼できるファンドをコツコツと積立購入し長期保有することで、リスクを抑えつつ大きなリターンを得る確率が上がります。
資産は一朝一夕で増えるものではありませんので、これからも淡々とオルカンへの投資を継続し、資産形成の柱に育てていきたいと考えています。
今後も運用状況の報告をしていきますので、一緒に資産形成を頑張っていきましょう!
お読みいただきありがとうございました。
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