こんにちは、はんぺんです。つみたてNISAの2022年12月末時点運用結果を報告します
つみたてNISAを始めて35ヶ月が経過しました。
2022年12月末時点のつみたてNISAの投資運用実績は、資産総額約137.6万円、評価益176,672円、+14.72%。
先月11月末時点と比べると約7万4千円減額となってしまいました。
この記事では、つみたてNISAスタートから2年11ヶ月経過した現在の運用成績を紹介します。
これからつみたてNISAを始めたいという方や、約3年積立を継続している場合の実際の運用成績に興味がある方は参考にしていただければと思います。
つみたてNISA 3年目の運用実績
つみたてNISAは2020年2月に始めて、毎月33,333円づつ年間限度額MAXの積立を継続しています。
初年度は2月スタートでしたが1ヶ月分を追加積立てして年間限度額40万円を積立てました。
現時点の投資額は年間限度額を丸3年分積立てたことになりますので、投資元本は約120万円です。
2022年12月末時点のつみたてNISA運用成績
2022年12月末日時点の資産総額は137.6万円、評価益176,672円、+14.72%でした。
前月比では-74,905円で、追加積立分333,333円を考慮すると実質108,238円マイナスということになります。
評価損益は先月+24.42%から約10%も減少してしまいました。
取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | |
積立NISA | 1,199,985 | 176,672 | 14.72% | 1,376,657 | -74,905 |
株式市場はもとより円高の影響が大きかったです
つみたてNISA 購入銘柄別運用成績
積立NISAをスタートした当初は、楽天証券で一番人気だった「楽天バンガード・ファンド(全米株式)」をメインに購入し、他に日本株のアクティブファンド(ひふみプラス)、日本を除く全世界株ファンド、先進国株ファンドを少額づつ購入していました。
その後、2021年初夏に積立NISA以外の投資もスタートしたタイミングで銘柄を見直し、現在、積立NISAで購入している投信は以下の2種類です。
・「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」
・「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」
2種類のファンドを購入しているものの、全世界株ファンドも約6割が米国株で構成されているので、全体的に米国株に偏ったポートフォリオとなっています。
積立NISA | 取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 |
ひふみプラス | 138,000 | 751 | 0.54% | 138,751 | -4,968 |
楽天・バンガード・ファンド(全米株式) | 370,994 | 93,513 | 25.21% | 464,507 | –33,838 |
eMAXIS Slim 先進国株式 | 64,330 | 26,505 | 41.20% | 90,835 | –7,359 |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 180,000 | 62,769 | 34.87% | 242,769 | -18,849 |
eMAXIS Slim 全世界株式(All Country) | 446,661 | -6,866 | -1.54% | 439,795 | -9,891 |
合計 | 1,199,985 | 176,672 | 14.72% | 1,376,657 | -74,905 |
2022年12月は全ての銘柄で前月比マイナスとなりました
購入銘柄① 楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
米国株式市場の投資可能な約4,000銘柄に広く分散投資ができるファンドです。
大企業だけでなく中小型株も網羅されています。
積立NISAスタート時から購入しているファンドで、当初は安値で購入できていたこともあり2022年12月末時点の評価益は+25.21%となっています。
現在は毎月10,000円を積立購入しています
2022年のファンド基準価格をみると、年初1/4の基準価格は20,197円、12/30は18,535円ですので、年初来リターンは-8.23%です。
一方、このファンドが主に投資している「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」の2022年チャートは以下のとおり。
年初来リターンは-21.48%と楽天・全米株式インデックス・ファンドより悪い成績です。
インデックスファンドなので指標に連動する投資成果を目指すものですが、ドル円相場が大きく影響し、日本円に換算すると下落幅が小さくなっています。
購入銘柄② eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む先進国および新興国を株式等に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。
2021年6月から購入し、当初は月額33,333円全額をこのファンドで積み立てていましたが数ヶ月後に再度見直しをして、現在は23,333円を積立しています。
積立額が大きいので現時点での保有割合は約32%と最も高くなっています
購入以降、上がって下がってを繰り返していましたが、2022年12月末時点の評価益は-1.54%とマイナスに転じてしまいました。
2022年の基準価格の推移を見ると年初1/4の基準価格は17,073円、12/30時点は16,024円ですので、年初来リターンは約-9.8%です。
一方、指標としている「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」に連動するETFのチャートは以下の通りです。
年初来リターンは-20.18%とこちらも大きく下落しています。
2022年のマーケットは非常に苦しい展開でしたが、円安のおかげで私たち日本人は米国株式の下落の影響はマイルドになっていますね。
積立NISA 資産推移
2020年2月積立開始以降の資産推移です。
積立を始めたのは、コロナショックにより株価が低迷していた時期だったので安値でファンド購入をスタートできたました。
おかげで積立開始当初は一時的にマイナスになることはあったものの、それ以降は運用総額では含み損をかかえたことはほぼありません。
2020年夏以降は順調に右肩上がりの資産推移でしたが、2022年1月に大きく下げ、その後は凸凹しながらも追加投資額相当の資産増加にとどまるほぼ横ばいの推移となり、2022年12月はおおきく下落してしまいました。
ただ、3年近く積立を継続してきたおかげで資産総額は現時点でもプラスを維持しています。
つみたてNISA総額の評価益は、2021年12月末時点は+255,726円+31.97%でしたので、2022年は評価益が約8万円も減り、評価益率は約半分の+14.72%となってしまいました。
2022年12月のニュースピックアップ
2022年12月は国内外で大きなニュースがいくつもありました。
国内のニュースで特に話題となったのが「日銀の金融政策修正」と「令和5年度の税制改正大網発表(NISA制度拡充を含む)」です。
日銀の金融政策一部修正
12/19、日銀は大規模な金融緩和について、これまでプラスマイナス0.25%程度としていた長期金利の変動幅をプラスマイナス0.5%程度に拡大する方針を決定。背景には、国内の物価上昇と過度な円安の歯止め、そして国際市場の機能回復への対応があります。
「日銀の金融政策修正」は、まさにサプライズとなり20日の市場は大変動。事実上の利上げと解され、急速に円高が進み、日経平均株価が急落しました。
12/19におよそ137円だったドル円は翌20日に132円ほどと一気に5円も円高が進行しました
日銀は、今後もイールドカーブコントロールを続ける考えは変えておらず、黒田総裁の発表によると日本の金融鵜政策には変更がないことになります。とはいえ、金融市場には相応の影響が出ることが懸念されますし、大手銀行各社は住宅ローンの固定金利引き上げを発表しています。2023年は日銀総裁の交代時期でもあります。今後の金融政策についても注視していく必要がありそうです。
NISA制度の大幅拡充策発表
12/16にNISA制度の大幅な改正が盛り込まれた「令和5年度の税制改正大網」が正式に発表されました。
かねてより要望がだされ実現が期待されていた「NISA制度の恒久化」「非課税保有期間の無期限化」「NISA制度の一本化」「投資枠の拡大」などの具体的な内容が明らかになり、非常に充実した制度に改正されることになりそうです。
総額1,800万円まで無期限に非課税運用ができるので、NISAさえやっておけば老後の心配はほとんど不要になるというレベルの拡充といえるのではないでしょうか。
期待していた以上の拡充となり嬉しいです
NISA制度の拡充についてはこちらの記事にまとめているので、よろしければ合わせてご覧ください。
投資枠が大きくなり選択肢も増えたことでNISAを今後どのように活用していくかしっかり考える必要がありそうです。
個人的にはインデックス投資だけでなく日本の高配当株を組み入れようかなぁと思っていますが、今年1年かけて投資方針をじっくり検討していきたいと思います。
最後に
2022年の株式マーケットは、日経平均が年初来-10.95%、米国ダウ平均は-9.4%、S&P500は-19.95%と厳しい相場になりました。
例年は12月は上がり相場になりやすいと言われますが12月も下げて終わり、新年のご祝儀相場もありませんでしたね。
2022年は寅年でしたが、相場格言では「寅、千里を走る」です。政治・経済で波乱が起こりやすいといわれ、戦後6回あった寅年相場は日経平均ベースで1勝5敗の大幅負け越しだったのですが、2022年も負け越したので、1勝6敗の戦績となってしまいました。
2023年兎年の相場格言は「兎、跳ねる」。戦後の6回あった兎年の日経平均株価は、年間平均騰落率が16.4%上昇と堅調だったようなので、今年もぴょんぴょんと大きく跳ねる相場になることを期待したいですね。
いずれにせよ、長期・積立・分散を基本に淡々と投資を続けていくことが、将来に向けた資産形成の第一歩だと信じて継続するのみです。
資産形成の道は長く険しいですが、頑張っていきましょう♪
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