こんにちは。NISA投資歴5年目の会社員、はんぺんです
新NISAが始まってから半年強は絶好調の相場だったので、初心者・上級者に関わらず含み益がどんどん増える時期でした。
そんな楽勝モードは7月11日の米国消費者物価指数(CPI)発表をきっかけに雲行きが怪しくなり、7月末から8月にかけては米国景気の後退懸念や急速な円高進行を受けて基準価格が急落!
特に日経平均はブラックマンデーを超える4000円以上の暴落から、翌日には過去最大の上げ幅を記録するなど、波乱の展開となりました。
そのため、SNSなどでは保有資産がマイナスに転じた方々から「NISAを解約した」「岸田政権に踊らされた」などという声が上がったようです。実際、私の新NISA口座も銘柄によってはマイナスに転じており、オルカンも8月9日時点での評価損益がマイナスとなっています。
しかし、いまNISAを解約するのは絶対に止めましょう!
この記事では、2024年夏の株価急落後のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の運用成績をご紹介するとともに、私の今後の投資戦略についても簡単にご説明します。
積立期間8ヶ月の新NISAおよび運用期間4年目のつみたてNISAと特定口座、それぞれでオルカンの利益率がどう変動したのか?また、いま売却すべきでない理由とは?
eMAXIS Slim全世界株式の実際の運用成績が知りたい方や新しいNISAを始めたけど株価が下がって不安になっている方の参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
新NISAつみたて投資枠の運用実績(8ヶ月目)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)毎月10万購入
まずは新NISAつみたて投資枠の運用状況です。
取得金額(円) | 評価損益(円) | 評価損益(%) | 総額 | 前月比 | |
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 800,000 | -6,482 | -0.81% | 793,550 | +55,234円 |
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を毎月10万円積立し、8月9日時点の投資元本は80万円、評価損益はー6,482円、損益率は−0.81%でした。
新NISA開始後、はじめて評価損益がマイナスに転じました
つみたてNISA&特定口座のオルカン運用4年目の成績
つみたてNISAでのオルカン運用成績(3年経過)
2020年につみたてNISAを始めましたが、オルカンへの投資は2021年8月からなので、運用開始からちょうど丸3年が経過しました。
つみたてNISAでのオルカン投資額は総額545,000円、評価損益は+232,998、損益率は+42.75 %です。
投資開始から右から上がりに推移していた評価額は、直近の7月をピークに大きく値を下げていることがわかります。
それでも、投資期間が長いため現時点でも評価益が出ている状況です
特定口座でのオルカン運用成績(3年2ヶ月経過)
特定口座でも2021年6月から2023年12月までeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を毎月5万円積立購入しており、購入開始から3年2ヶ月が経過しました。
特定口座での購入総額は160万円、現時点の評価損益は+629,290、損益率は+39.33 %です。
購入当初のオルカンの基準価格は15,000円ほどで積立購入による平均取得単価が16,957円と低く抑えられていることもあり、今回の暴落をうけても評価損益はプラスを維持できています。
やはり、長期・積立・分散投資という王道の手法は効果的だと実感します
急落してもeMAXIS Slim 全世界株式は売らない
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)おすすめポイント
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、先進国および新興国を株式等に投資しMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果を目指して運用を行うファンドです。
全世界の約3,000社へ分散投資していますが、国別の割合は米国が60%超と大半を占めており、第2位の日本株は約5.5%含まれています。
なるべくリスク分散をして手堅く投資をしたいと考えている方にとって、オルカンへの投資は合理的で長期にわたって安心感のある投資方法だと思います。
eMAXIS Slim 全世界株式の年初来株価の動き
そんなeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)も、日本発といわれる世界的な株安をうけ、大きく値を下げる結果となりました。
オルカンの年初来の値動きを見ると、2024年7月をピークに下落傾向に転換し、直近では株安と円高のダブルパンチで基準価格が大きく減少していることがわかります。
年初1/4の基準価格は20,756円で、年初来高値は7/11に付けた27,282円、その後8/6に22,688円まで下がりました。それでも現在8/9時点では23,627円ですから年初来+23,627円です。そのため、私と同じように新NISAでオルカンを購入した方のうち、例えば年初一括買付をして保有し続けている方は現時点の評価損益はプラスになっているのではないでしょうか。
直近では大幅に値を下げたものの年初来ではプラスを維持しているんですね
新NISAでeMAXIS Slim 全世界株式のつみたて投資を継続します
「資産形成は長期的な目線で向き合うことが大事」というのは良く聞く話ではないでしょうか。
実際にNISA口座で保有している投資信託や株式が値下がりしたら、ショックを受けたりあわててしまう気持ちはとてもよくわかります。
でも、今ここで保有ファンド等を売却するのは絶対に止めましょう!
積立で資産形成をする場合は「ドルコスト平均法」の効果により、相場の下落時に積立を継続したほうが、中断したり売却したりするよりも、最終的により大きなリターンが期待できる可能性が大きくなります。
そのため、相場が下落しても、積立を続けていくことが重要なんです。
あなたが新NISAを始めた目的はなんですか?
おそらく、多くの方が長期的な資産形成を目的としているのではないでしょうか。少なくとも「1年以内に億り人になる!」という目的でNISAを使う方はほぼいないでしょう。
過去のデータを見るかぎり、リーマンショックやコロナショックなどの急落相場も、その後株価は戻っています。長期的にみれば今回の暴落なんて可愛いものかもしれません。
「株価は、上がれば下がるし下げれば上がる」そういうものだと思っているので、これまで通り淡々と積立購入を続けていきたいと思います。
最後に
新NISAつみたて投資枠、つみたてNISA、特定口座でそれぞれ運用している「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の現在の評価損益を紹介しました。
3つの口座全て合わせると、投資総額は2,945,000円、評価損益は+855,806円、損益率+29%です。
先月に比べると評価益は減少してしまいましたが、それでも期待以上の利益が出ています。3年以上オルカンの積立購入を継続してきて良かったと素直に感じています。
ひょっとしたら、今回の急落で一時的に損失が大きくなってしまった方もいるかもしれませんが、長期的な目線で考えれば将来的にも一定のリターンは期待できるのではないでしょうか。
資産は一朝一夕で増えるものではありませんので、これからも淡々とオルカンへの投資を継続し、資産形成の柱に育てていきたいと考えています。
今後も運用状況の報告をしていきますので、一緒に資産形成を頑張っていきましょう!
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